[感想]ラグビーの魂を蘇らせる1冊・オールアウト/時見宗和

オールアウト 時見

ピックアップ [早稲田ラグビー4年間]小林勝宗は中竹竜二監督にここまで導かれてきた。

現役時代コーチだった裕司さんがFacebookでこう投稿されていました。

山本裕司さん

え、めっちゃ読みたい!

ということで即購入!!

読み終わりましたので、感想を書きます!

イメージとちょっと違ったかも

僕は中竹体制2年目に入部した人間です。

 中竹監督に直接指導していただいている僕

だからその当時のことをあれやこれやと書いてあるんだろうな〜、と想像して読みはじめました。

が、意外にもそれまでの話が長い!www

最初は“マジかー、想像と違うなー、、”と思って読みました。

でも高校の話もとても熱く(特に田中さんが!!)非常に読み応えがありました。

僕に刺さった文章を紹介

ということで、以下には印象に残った文章を引用していきます!

これらの言葉たちに根こそぎ感情を揺さぶられたのは言うまでもありませんね^^

人間が美しくあるために 田中浩嗣

細田学園という高校を中竹竜二さんと、田中浩嗣さんで指導している章があります。

中竹さんは監督として3年間お世話になっているのでよく知っています。

田中さんは存じ上げなかったが、文中で見るにとにかく熱い!大尊敬。

こういう姿勢で僕も若者と向き合っていきたいと思う、ラガーマンの一つの理想です。
 

そんな姿勢がよくわかる一節。

さて、人間が美しくあるために、抵抗の精神を忘れてはならない、と書きましたが、ひとことでいえば「こんなもんじゃねぇぞ」と思えるかどうかということだと思います。

だんだんみんなのこと、自分のことが見えてきて、まぁこんなもんだろうなぁと思ってしまったらそこでおしまい。ただの慣れ合い集団。もっと厳しく言えば、“負け犬の集団”ってことになりかね限界を決めてしまうことに抵抗してください。

おれは「こんなもんじゃねえぞ」。あいつだって「あんなもんじゃねぇはずだ」。苦しくて、苦しくて、どうしようもなくなったときこそ、おれたちは「こんなもんじゃねぇぞ」と抵抗してほしいのです。

まだ知り合って二ヵ月、限界を知るのは早いです。自分の横にいるやつは想像以上にすごいはずだし、自分だってもっともっといける。おれだって信じている。おまえらはそんなもんじゃねぇだろう、と。もっともっと抵抗して、もっともっと美しい人間になっていってください。

暑い日がつづきます、と睡眠をとりましょう。たくさん食べて、きちんとそしてグラウンドではつねにベストパフォーマンスを!期待しています。

第一回目の通信に寄せるぼくのメッセージはこんなところです。へったくそな文章で申し訳ない。次回に期待してください。

おれだってまだまだ「こんなもんじゃねえぜ」

素晴らしい!

僕もこういう姿勢で人生に向き合います!!

補足:Twitterで田中さんを知っている方が現る

Twitterで田中さんの熱い言葉をシェアすると2名ほど知っている方から反応がありました!

■ 1人目:K來さん


 

■ 2人目:まことさん

SNSってやっぱりすごいですね〜♪

自分の発振でどんどんラグビーの縁を広げていきたいものです。

ラグビーだからこそ世の中に伝えられることがたくさんある 前田隆介

現役時代、SHのコーチをされていた前田さんの言葉。

“人はひとりでは生きられないこと、献身があるからプレイが成り立つこと、土がなければ花が咲かないこと、ラグビーだからこそ世の中に伝えられることがたくさんある”

ラグビーを離れて7年。この言葉を信じたい。

確かにラグビーだからこそわかる境地は存在すると思っています。

僕もちょうど現役引退から7年。

ラグビーと携わりたい欲があるように感じています。

中竹竜二語録

ここから以下は中竹さん語録になります。

僕は現役3年間を指導して頂いたので、これらの言葉のいくつかは現実で聞きました(もしくは聞いた気がします)。

そんな素敵な僕に響いた言葉を引用します。

監督の真の役割とは

「監督とはなにか」と聞かれたら、イメージ業だと答える。ビジョンを明確にして、ストーリーを組み立て、実行するためのシナリオを用意すること。この三つをだれよりも早く、だれよりも回数多く、だれよりも具体的に描くことに尽きる。

思い返して見ると、試合前のMTGでは試合運びのストーリーを詳細に話されたものでした。

チーム全員で綿密に想像し、“この時間帯ではこれが起きる、だからこうしよう”と時間をかけて話したものです。

「ただ頑張ればいいじゃん」と思っていた僕には新しい考え方でした。

『早稲田らしさ』とは 中竹竜二

早稲田らしさとは、純粋に勝つということだけを見つめて、最善の手段を、慣例的にではなく、根本から考え直し、選び抜くことにある。“ひたむきさ”や“あきらめない気持ち”は早稲田らしさではなく、絶対的に能力が上まわる相手に勝とうするときに選び抜いた手段でしかない。逆に、相手よりも能力が上まわっているときでも、根底にチャレンジ精神がないと早稲田は崩壊する。ほんとうに突き詰めた人にしか、この真理はわからない。

これはしっかり話された気がします。

この考えがあるからこそ早稲田には「アカクロ」が存在し、「荒ぶる」を歌うために戦い続けるのでしょう。

早稲田のアイデンティティーはここにありと僕は確かに思います。

勝敗に宿るもの 中竹竜二

「ビジネスの世界では、成功者は毎日何人も出る。だけど大学ラグビー界では、一年間に一日、選手権の頂点に立ったチームしか成功者として認められない。がんばったチームも急成長したチームも称賛されない。ここまで勝利を唯一無二の目的としてきたが、すべてが終わったいま、そのこだわりから自分を解放してほしい。勝ちがすべてではないということ、負けたチームにも、真実や大切なものがあることに目を向けてほしい

僕の最終学年では決勝で帝京に負け準優勝に終わりました。

僕は出場しませんでしたが、出場した選手たちは泣きながら出場していない選手たちに謝ってきました。

でも僕たちは最善を尽くして全力で取り組んだのだからもう泣かなくていい、と思っていました。

この境地だったからかもしれません。
 

でも最初からこれを考えるのはナンセンスで、やはり勝ちに全力にこだわる姿勢が必要のことでしょう。

競争原理の真実 中竹竜二

世の中の価値観と真っ向勝負しないといけないと思うこと、ほんとうにそうなのかと、すごく疑問に感じることが多い。たとえば、競争原理がなければいけないと言われるが、ほんとうはないほうがいい。競争させたほうが全体が伸びるというのは、上に立つ人間の言い訳でしかない。競争原理は道具のひとつにすぎない。それが必要な組織であれば入れるべきだが、必要がなければ、競争させないほうが人は伸びる。

これは目から鱗というか、初めて知る考え方でした。

本当にそうなのでしょうか。

僕も人生において確認していきたいと思える考え方でした。

まとめ:当時を知っている人にはヨダレが出るほどの代物でしょう!

文中には実際にやりとりしたメールなど生の記録が満載です。

当時を知っている人には最高のものになることでしょう!

ということで、興味がある人は読むことをお勧めします!

前作オールアウトも超絶オススメ!

中竹さんの現役時代の記録である前作のオールアウトは超オススメです!

僕は現役を引退した後に読みましたが、現役中に読んでいたら中竹さんの見方がきっと変わっていたことでしょう。

そのくらい熱い、素敵な戦いの歴史でした。

増補改訂版も出ていてまだ読んでいないので、僕も読みたいと思います!

カルロス
(最後に気づいたけど、タイトルに「1冊」と書きながら、サムネイルに2冊並べてるねw しーらんぺっ♪w)
オールアウト 時見

ラガーマンにこの思いを伝えよう!


  もっと楽しく!

ABOUTこの記事をかいた人

早稲田ラグビー出身ブロガー。大学時代のあだ名はサンチョス、現在はカルロス。ブログ「カルロス天才.com」を運営し、様々なイベントを立ち上げ、全国各地、たまに世界を放浪している。ラグビーに関することが仕事になればこの上なく幸せである。仕事の依頼はg.sanchoz@gmail.comまでお願いします。